お前におれの何が分かる
世間で盛り上がっていることに水を差したい
まずはこの方
尾畠春夫さん
行方不明になった2歳の子を見つけたスーパーヒーロー
もう1人
金足農業の吉田輝星選手
今世間で騒がれているこの2人
本当にすごいと思う
どちらも簡単には真似のできない素晴らしいことをしていると感じる
問題は周りで騒いでいるメディア
どんどん美談にしていく
どんどん煽っていく
嫌いだ
尾畠さんは2歳の子供を長年のボランティアの経験と勘で見つけた
吉田選手は甲子園で力投し、準優勝した
その事実だけでいいのではないかと思う
なのにそこに、
尾畠さんは謝礼の受け取りを頑なに拒否、そこには尾畠さんの信念が〜
とか
吉田選手の力投の裏には、絶対に褒めない父の存在が〜
みたいにどんどんどんどん裏話を肉付けして行く
朝のニュース番組では吉田親子のドキュメンタリーのようなものを流し
誰だかよく知らないおばさんが「すいませんちょっと涙が・・・」と涙を流し
全く他人であるアナウンサーが「きっとお父様が吉田選手を褒めないという行為の裏には〜」と勝手に他人の想いを語り出す
インタビュアーは吉田選手の父に「今日くらいは褒めてあげてもいいんじゃないですか?」なんて言い出すし
余計なお世話だよ
もっとメディアはシンプルに核の部分だけ伝えればいい
そういう事実の裏にある話は、当人とその周りにいる親しい人たちだけで共有すれば良いのではないだろうか
日本全国を巻き込んで
感動ブーム
感動の押し売り
美談の垂れ流し
そういうのは、もうやめにしないか
同じ理由で24時間テレビも好きではないです
朝からなんだかもどかしい気分
おわり