しろくまのアトリエ

根回し下手の植物好き幼稚園教諭がビビッと来たことについて書き連ねるブログ

自転車×キャンプ

近頃、僕には密かに抱いている野望がある

 

野望と言っては大袈裟だが

 

計画というか、思案というか

 

まあとにかく呼び名なんてなんでも良いのだが

 

僕のやりたいこと

 

それは自転車にキャンプ道具をくくりつけて、キャンプをしに行くことである

 

 

思い返せば長くなるが

 

大学生の頃に、慕っていた先生からロードバイクをゴリ押しされて購入した

TREKというアメリカのブランドのロードバイクだった(あれは今でも人生で1番高い買い物だった)

 

その先生や仲間たちと海や山、時にはカレー屋を目指してペダルを漕いでいた学生時代

 

社会人1年目になり、日々の保育に追われ、少しTREKちゃんからは遠ざかる日々

 

それでもたまに誘われては受動的に自転車に乗っていた時期もあった

 

それでも、就職して3〜4年経ち、仕事も落ち着き、生活に余裕が出てくると自然とサドルにまたがる事が多くなった

 

健康の維持という大義名分ももちろんあったが、何より自転車に乗って風を切りながらさまざまな自然の風景に出会うことに面白さを感じ始めていたのだ

 

元来、自然を愛し、自然に愛されて生きてきた僕なのだ

 

当然といえば当然である

 

春はむせ返るような色とりどりの花や緑の匂いの中を

 

夏はそのまま溶けてしまうのではないかと思われる炎天下で

 

秋は心地よい風とともに色彩豊かな落ち葉の上を

 

冬は身を切る寒さと次第に温かくなる体温を感じながら

 

そんなふうに四季を感じながら愛車、TREKちゃんとの旅を楽しんできた

 

 

ここまで書くと、まるで僕が生粋の自転車乗りだというふうに思われるかも知れないが、誤解のないように言っておく

 

僕はまだ一度に走りきった距離が100kmを超えたことがない、典型的なへっぽこのんびりライダーである

 

そもそもこの世で1番嫌いなのは辛いことである僕が、何を好き好んで身体に鞭を打って長距離を走らなければならないのだ

 

自転車乗りの中には、長距離を走ることや苦難への挑戦に躍起になり、やれ150kmだ、やれ峠越えだと踏ん張る輩が後を絶たない

 

僕はそんな連中の気持ちが分からないし、分かろうとも思わない

苦難の先にある達成感よりも、目の前のご馳走に飛びつくタイプなのである

 

 

そんな中で僕は、ある日唐突に一眼レフを購入する

 

前から欲しいとは思っていたが、既知の通り、目先の好物に目がないタイプなので、ある日突然、よし買おうと思ってからは坂の上からロードバイクで走り抜けるように速く、カメラを手にしていた

 

そこで出会うTREKちゃんとcanonちゃん

2人の相性はとても良かった

 

まるであん肝と日本酒、流木とドライフラワーのようにマッチしたのだった

 

一眼レフを肩から下げて、ロードバイクにまたがり、あちこちに出かけては写真を撮る日々が始まった

 

道を走りながら、これは!!と思ったところで止まり、カメラを構えて風景を切り取り、また走り出す

 

そんなことを繰り返していると、他のロードバイカーたちからは怪訝な目で見られる

 

走っては止まり、止まっては走り

邪魔者極まりない存在だったであろう

 

しかしそんなことを気にしていては始まらない

僕は気持ちだけはプロのカメラマンになったつもりでファインダーを覗いていた

手前味噌だが、いくつかその過程で撮影した写真を載せる

f:id:tnkkens4931:20181202183329j:image
f:id:tnkkens4931:20181202183347j:image
f:id:tnkkens4931:20181202183337j:image
f:id:tnkkens4931:20181202183357j:image

 

これが一眼レフを持ち始めて半年と経たぬ男の実力である

存分に誉めてやって良いだろう

 

 

なんにせよ、自然を愛する男に自転車とカメラというツールはとても相性が良かったのである

 

 

また、そこまで自然を愛するようになったルーツは何かと考えてみると

 

幼い頃から両親に連れられてキャンプに行くことが多かったことが強く影響を及ぼしているのではと思い当たる

 

山や川に連れられては、疲れて倒れるように寝るまで遊び尽くしたものだ

 

そんな中で、拾った葉や枝で遊んだり、生き物を捕まえたりするうちに無垢な少年が自然を愛するようになるのは不思議なことではないだろう

 

小学生にして、よゐこの濱口のように、銛を手に川にザブザブ入っていき、ニジマスやヤマメを突き、自らナイフで捌き、焼いて食すようなキャンプ生活を送っていた

 

大きな声では言えないが、突然大きい方を催して、近くに便所がなく、泣く泣く川に自分の茶色い分身を流したこともある

後日それは一緒にキャンプに行っていた幼馴染に学校でバラされ、しばらく"川うんこ"とか"天然ウォシュレット"というあだ名で呼ばれた暗い過去も持っている

 

 

それほど自然に親しみ、自然に一体となりながら生きてきた僕なので、大人になってからもキャンプに足を運ぶことは少なくない

 

友人と休みが合えば、キャンプに行くのである

 

キャンプにも色々あり

コテージを借りて、バーベキューセットを借りて、と自分自身はほとんど何も用意せずレンタルで済ませるお手軽なものや

テントも自分たちで張り、寝床や調理器具なども持参して行うものまで様々な楽しみ方がある

 

キャンプについて語り出すとまた止め処なくなってしまうのでやめておくが

 

僕はお手軽なものも本格的なものもどちらも一緒にしてくれる友人がいるおかげで、今も楽しくキャンプ生活を送れているというわけだ

 

キャンプ×一眼レフもなかなかオツである

f:id:tnkkens4931:20181202185124j:image
f:id:tnkkens4931:20181202185145j:image
f:id:tnkkens4931:20181202185128j:image
f:id:tnkkens4931:20181202185141j:image

 

 

 

自転車×一眼レフ

 

一眼レフ×キャンプ

 

この2つの方程式の解が上記のようにこれほど心を奮わせるならば、

 

自転車×一眼レフ×キャンプ

 

この3つの要素が絡み合うことの恐ろしさ、もとい素晴らしさは計り知れない

 

そんな考えに行き着いた僕は、YouTubeで関連の動画を見ることから始めた

 

https://youtu.be/Mf6Os5Ocg_I

 

https://youtu.be/GRfmI14TJl0

 

このあたりの動画を見ていると

 

思わずAmazonのアプリを開き、購入しそうになっている自分がいるのだ

 

年末は何かと金欠になりがちなのに

 

そんなことは知るかとばかりに僕の心の中の悪魔がカートに入れるボタンを押させようとしてくる

 

僕の心のもう半分の天使・・・も

 

「買っちまえよぉおおおお」

 

と囁いてくる

 

 

そういえばもうすぐボーナスの時期だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、僕はお金が貯まらない男となっていくのであった